歯科コラム

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ホワイトニングの持続期間について

清潔感溢れる白く輝く美しい歯は、世代や性別に関係なく健康的な歯の象徴といえます。
歯科医院で施術ができる歯のホワイトニングには、短時間の施術でも白くきれいな歯になれるオフィスホワイトニングと、歯に負担をかけにくく患者さん専用のマウストレーとホワイトニングジェルを用いたホームホワイトニングの2種類があります。

どちらも施術後はしばらく白く美しい歯が持続しますが、もともとの歯の色に個人差があるように、施術後の効果が持続する期間においても個人差が生まれます。とくに、緑茶・コーヒー・紅茶・ワインなどの着色汚れがつきやすい飲食物を好む方や喫煙習慣のある方は、ホワイトニング後の白い歯が続く期間が短くなる傾向にあります。

また、ホワイトニング後の注意点やしばらく口にするのを控えるべき飲食物などについては、歯科医師や歯科衛生士から説明を受けることとなりますので、先にお伝えした嗜好品に心当たりがある方は留意しておきましょう。

そして、入学式、結婚式、成人式などのお祝いごとに合わせてホワイトニングがしたいという方は、せっかくの日に間に合うかどうか微妙な日程になってしまうのも残念ですので、早めの相談をおすすめします。

一方で、普段から知覚過敏の自覚症状がある方、妊娠中や授乳中の方、光線過敏症の方などは、ホワイトニングで使う薬剤や機材の関係でホワイトニングができないこともあります。さらに他の治療との優先順位も考えなければいけません。歯周病や虫歯の治療中、ホワイトニングを並行して行なえず、ホワイトニング中に症状が悪化してしまう危険性があるので、歯周病・虫歯治療の方が優先されます。

反対に矯正治療の場合は、治療を始める前でもホワイトニングできるので気になっている方は相談してください。インプラントの場合、人口歯の色は他の歯の色に合わせて作られるので、ホワイトニングを先にしておけば、インプラント治療後に色の差が出ることなく、きれいな仕上がりにすることが可能です。

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