歯科コラム

最近では人生100年時代といわれて、寿命は100歳が標準となってきています。ですが、寿命が100歳に延びてたしても、健康でなければ人生を楽しむことはできません。健康寿命を延ばして病院で寝たきりにならない生活を送るには、予防歯科が重要になってきます。

予防歯科とは、歯科クリニックに定期的に通院して、虫歯や歯周病など口腔内の病気のチェックや、悪化しないための検査・治療・生活指導を行なうことを呼んでいます。歯を含めた口腔内を定期健診にてチェックすることで、もしも虫歯が発生していても早期に発見でき、悪化しない内に治療することが可能です。また入れ歯などの噛み合わせも確認できますので、検査以降は食材をしっかり噛むことができて、唾液を十分出して消化を助けることができます。その結果、胃や腸に優しい食事をとることが可能となるのです。

現在、厚生労働省や日本歯科医師会が推進している「8020運動」では、80歳で自分の歯を20本残そうとする運動です。自分の歯が20本残っていれば、一生自分の歯でおいしく食事をすることができ、健康維持にもつながってきます。普段の生活において、歯科クリニックには「虫歯で歯が痛くなった」・「歯が抜けそう」など、歯にトラブルがないと通院することはありません。そのため、どうしても歯科クリニックとは疎遠になりがちです。内科では年に1回健康診断を行なっていて、身体の状態をきちんとチェックしています。さらに、脳ドッグや人間ドッグなども受けてしっかりケアしているに、残念ながら歯科については意識が低いのが現状です。

恐らくですが、昔の「歯医者は痛い」とのイメージが未だにあるのかも知れません。でも現在の歯科では痛みを伴う治療はほとんどなく、歯の定期健診をすることで良いことはたくさんあっても、悪いことは一切ありません。一般的なブラッシングではどうしても歯垢が溜まりやすくなり、虫歯や歯槽膿漏になりやすいのも事実です。しかし予防歯科に通えば、口の中のクリーニングができて気分もリフレッシュできますし、歯がキレイになるのでホワイトニングしている方にとって、予防歯科は必須となります。さらに、歯の残存本数が少ない人ほど、脳の海馬や前頭葉の容積が小さくなり、認知症のリスクが高まることが分かっていますから、予防歯科で自分の歯を残すことが、認知症になりにくい身体になることにつながっています。

堺市エリアで予防歯科をお探しでしたら、一生涯お付き合いできる歯科医院を目指している、当院をぜひご検討ください。経験豊富なドクターが親身になってしっかり予防対策をさせていただきます。