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歯周病は見た目にも影響する?

歯周病は外見にも影響するのでしょうか。結論からいうと、歯周病は見た目だけでなく、全身にも影響を及ぼします。本コラムでは、歯周病によって生じる影響について解説いたします。ぜひご参考にしてください。

歯周病と外見の変化について

歯周病は口の中の変化だけではなく、見た目にも影響を及ぼします。歯周病になると、歯茎が炎症を起こし赤く腫れます。進行すると、歯を支える骨を溶かす可能性があり、歯の根元が見えることで歯が長くなったように感じたり、歯がグラグラと動いてしまうこともあります。

歯と歯の間が広がると、実年齢より老けている印象を与えます。また、歯を失うと頬がこけて見えるので、さらに老けた印象を与えかねません。見た目の変化以外にも、口臭や歯茎からの出血は歯周病の症状です。

歯周病は自覚症状が少ないといわれています。歯並びが変わった気がする、歯を磨くたびに出血するなど、気になる点がある方は要注意です。自分でも気がつかないうちに歯周病に罹患しているかもしれません。歯周病予防のためにも、定期的に歯科医院を受診しましょう。

歯周病の影響は口の中だけではない

歯周病の影響で変化が起きるのは、お口の中や見た目だけではありません。歯周病は歯を失うだけの病気と思われていましたが、近年では全身に影響を及ぼす場合があると警鐘が鳴らされています。

歯周病菌が血管から全身に広がり、歯とは関係ないように思える病気の原因になっている場合があり、疾患によっては命に関わる深刻なケースも存在します。歯周病菌は動脈硬化を引き起こす物質を産出し、血管内にプラークを作ります。このプラークが原因で血管が詰まり、狭心症や心筋梗塞を引き起こします。また、同じように脳の血管内にプラークを作り、脳梗塞の原因になる場合もあります。

このように、歯周病は口の中だけに悪影響を及ぼす病気ではないと理解し、歯周病の疑いがあればできる限り早く歯科医院で診断を受けましょう。歯周病を定期的にメンテナンスする重要性は、以下のコラムでもご紹介しております。

歯周病には定期的なメンテナンスが必要

Q1:妊娠中は歯周病が悪化しやすくなりますか?
A1:妊娠中はホルモンバランスの変化により歯周病のリスクが高まります。また、つわりなどの影響で歯磨きがおろそかになることも原因の一つです。
Q2:歯磨きの際の出血が気になります
A2:歯茎からの出血は歯周病の症状の1つです。歯周病は自覚症状がないまま進行するケースが多いため、気になる症状があるときには歯科を受診しましょう。
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